軒天とは、建物の外壁よりも外側に出た屋根の、真下から見上げた時に見える天井部分を指します。
屋根下地を隠して美観を保ち、屋根裏や外壁まわりを保護する重要な役割を担っています。
軒天に使われる建材は多岐にわたりますが、その中でも「スレート」という言葉を素材名として耳にすることがあるかもしれません。
しかし、一般的に住宅の屋根材として知られるスレートとは異なり、軒天においては特定の建材を指す場合や、別称として用いられることがあります。
今回は、スレートが軒天に使われるのか、またその特徴について解説していきます。

スレートは軒天に使われる素材か
フレキシブルボードはスレートとも呼ばれる
フレキシブルボードとは、セメントと補強繊維を混ぜて作られる合成建材の一種です。
このフレキシブルボードは、その素材や性質から「スレート」や「セメント板」と呼ばれることもあります。
そのため、軒天材として「スレート」という言葉が使われる場合、このフレキシブルボードなどの繊維強化セメント板を指しているケースが考えられます。
軒天に使われることがある
フレキシブルボードは、セメントを主原料としているため、製品によっては不燃材料として認定されており、防火性能が求められる部位で使われることがあります。
また、強度や耐候性に優れた製品もあり、条件に合えば軒天材として使用できる素材と言えます。
しかし、ケイカル板と比較して価格が高くなる場合があることや、重量が比較的重たいという特性から、軒天材として積極的に採用されるケースは多くないようです。
スレート軒天の特徴と注意点
不燃性や耐久性が高い
フレキシブルボード(スレート)は、セメントを主原料とする合成建材であり、製品によっては不燃材料として認定されています。
さらに、強度や耐候性に優れた製品もあり、屋根下を仕上げる軒天材として、長期的な使用が期待できる素材です。
ケイカル板より高価で重い
軒天材として一般的に広く使われているケイカル板と比較すると、フレキシブルボード(スレート)は価格面で割高になる場合があります。
また、素材の性質上、重量も比較的重くなる傾向があるため、施工時の負担や建材費の増加につながる可能性があります。
軒天での使用は多くない
上記のような価格や重量に関する注意点から、フレキシブルボード(スレート)が軒天材として採用される頻度は、他の建材と比較して多くはないのが現状です。
不燃性や耐久性といった優れた特性を持つ一方で、コストや重量の面で他の選択肢が有利になる場合があるため、採用される場面は限定的と言えるでしょう。
まとめ
軒天材には様々な種類がありますが、「スレート」という言葉が使われる場合、それはフレキシブルボードなどの繊維強化セメント板を指しているケースがあります。
フレキシブルボードは、不燃性や高い耐久性といった優れた特徴を持つ製品もあり、軒天材として使用できる素材です。
しかし、ケイカル板などの他の素材と比較すると、価格が高くなる場合があり、重量も重い傾向があります。
これらの理由から、軒天材としての採用事例は多くはありませんが、素材の特性を理解した上で、必要に応じて検討されることがあります。
軒天材を選ぶ際には、それぞれの素材のメリット・デメリットを把握し、建物の状況や予算に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。


