屋根板金とは?メンテナンスのポイントについて理解しよう!

2024.02.21

屋根板金は家の屋根を守る重要な役割を担っています。
耐久性と美観を保つためには、その基本的な知識と適切なメンテナンスが欠かせません。
この記事では、屋根板金とは何かについて、また劣化のサインと対策方法について解説します。

□屋根板金とは?役割と種類を解説!

屋根板金とは、屋根の接合部分を保護し、雨水の浸入を防ぐ役割を果たす金属部分です。
主な種類には、棟板金、谷樋板金、水切り板金があり、それぞれ特徴が異なります。
これらは、ガルバリウム鋼板や銅製品、トタン、ステンレスなど、さまざまな素材で作られています。
ここでは、棟板金、谷樋板金、水切り板金の役割について解説します。

*棟板金の役割

棟板金は屋根の最上部に設置され、屋根材を固定し雨水の浸入を防ぎます。
時間とともに緩むことがあるため、定期的な点検が必要です。

*谷樋板金の役割

谷樋板金は、屋根の谷部分に設置され、雨水を効率良く排水する役割を果たします。
ひび割れや錆に注意して、メンテナンスをしましょう。

*水切り板金の役割

水切り板金は、屋根と外壁の隙間を保護し、雨や風が建物内に入るのを防ぎます。
劣化すると錆や浮きが発生するため、定期的な検査をしてください。

□屋根板金の劣化症状を解説!

屋根板金は時間の経過と共に劣化します。
その典型的なサインには、棟板金の釘抜け、貫板の腐食、サビの発生、ゴミや落ち葉によるつまりなどがあります。
これらの症状を早期に発見し、適切な対策を講じることで、屋根の寿命を長くできます。

1:棟板金の釘抜け

熱膨張により、棟板金の釘が抜けたり、屋根材が浮いたり、強風で飛んだりするリスクがあります。
棟板金が外れて、落ちてしまうと、とても危険ですので、定期的に釘の状態を確かめましょう。

2:貫板の腐食

棟板金内部の貫板が腐食すると、屋根材の固定が難しくなってしまいます。
腐食が見つかった場合は、速やかに交換工事をしてください。

3:サビの発生

サビは板金の耐久性を弱める原因になる可能性があります。
屋根板金のサビの予防には、サビ止め塗料を使用した塗装工事が効果的です。

4:ゴミや落ち葉によるつまり

谷樋板金周辺にゴミや落ち葉がたまってしまうと、雨漏りが発生してしまうことがあります。
家の近くに木がある場合には、定期的に掃除をしましょう。

□まとめ

屋根板金には、棟板金、谷樋板金、水切り板金があります。
棟板金の釘抜けや貫板の腐食などの劣化のサインを見つけたら、すぐに対処しましょう。
この記事が、みなさんのより良い家の維持管理の助けになれば幸いです。

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